About

私はこれまで一貫して
「人の内なる力強さ」をテーマに作品を制作してきました。

その内面世界の奥深さや流動性、
向き合う瞬間や見方によって変化する表情を表現するため、
試行錯誤を重ねて生み出した独自の技法で
立体的な書作品を制作しています。

TOU(問)シリーズでは、
人が自分に向き合うとき、目を閉じた先に広がる世界を意図した「黒い背景」の上に文字を描く。
ある一文字と向き合い、問い続ける過程を作品として形にしている。

制作は、今この瞬間の一筆から始まる。
生まれたその筆跡の上に、何層にも画材を重ねていく。

幾重もの工程を積み重ね、
ときに数ヶ月という時間をかけて制作を進めていく。
その間、自身の内面とその一文字、そして作品に静かに向き合うなかで、
私も、作品も、少しずつ変化していく。

問い、気づき、体験し、変化する。
その過程を通して人は、
自分自身の「真」と力強さを、思い出していく。

私の作品は、答えではない。
見る人の内に問いが生まれる、
ひとつのきっかけでありたいと願っている。

書道家 磨衣子

7歳より書を始め、古典を基盤としながら、
既存の枠にとらわれない表現を探究している。
「本当を解き放つ」を活動のコンセプトに、
個展、国内外での書道パフォーマンス、企業ロゴ制作など、
書を軸とした表現活動を行っている。

文部科学省後援 毛筆書写技能検定一級(最高位)保有。

書道家磨衣子公式HP